品種:ノーザンハイブッシュ
500円玉クラス続出!最大サイズを誇る
美味しさも併せ持つ人気品種
【総評】
際立った特長があることは、その品種の人気を高める。数ある特長の中でも「サイズ・大きさ」はひと際人目を惹く、それがチャンドラーだ。
500円玉クラスはザラ、大きいけど味は?、であれば残念だが、食味も最高クラスでとても美味しい。メディア取材が入れば必ず取り上げられる人気品種。
【サイズ・美味しさ】
ブルーベリーの中では最大サイズを誇る。成熟期初期は500円玉クラスが続出するが、その姿は圧巻で見事。チャンドラーの1週間ほど後に同じく巨大サイズのラビットアイ系タイタンが来るが、こちらは雨に弱くすぐに裂果してしまう。だから両者とも梅雨が成熟期のため、軍配はチャンドラーに上がる。
意外に忘れがちなのが美味しさだ。サイズばかりに注目が行くが、実はとっても美味しい。大きくて食べ応えがある上に、美味しいと来てるから、お客様には超人気品種だ。テレビ放映されるとすぐに食べ尽くされてしまうので、チャンドラーを食べることができた人は本当に幸運。
同時期の大玉サイズの品種として、レガシー、サミット、タイタン、ウィトゥが充実してきているので、以前ほどの圧倒的な存在感はなくなったかもしれない。3,4年前までお客様に見つかると根こそぎ食べられるか、すべて摘み取られたチャンドラーだが最近はそこまでの争奪戦にはなっていない。
【収穫量・育てやすさ】
収穫量も標準以上。ただ当たり前だが、サイズが大きいので重さでは結構な収穫量だが、果実の数という意味では少ない。だからお客様が見つけるとすぐに食べ尽くされてしまう。
育てやすさという点では、評価が難しい。今のところ挿木苗では良い結果が出ていない。接木苗は順調に育ち、2006年栽培開始時に植えた接木苗はいまだに現役で活躍している。
【収穫期】
6月最終週が食べごろ。